ダイヤモンドの発見

インドでダイヤモンドを発見

 

ダイヤモンドが世界で初めて発見されたのは紀元前8世紀から7世紀のインドです。発見したのはインドのドラヴィダ族(Dravidian)だと言われています。

 

当時のドラヴィダ族が鉱山を掘っていたとは思えませんので、おそらく川床の砂礫(河原の砂)から拾っていたと思われます。

 

インド産のダイヤモンドはローマ帝国にも知れ渡っていました。ダイヤモンドの産地はインドしか無かったのでダイヤモンドは別名インド石と呼ばれていました。

 

ダイヤモンドで一番古いのは45億年前の物で一番新しい物は1億年前の物です。宝石が作られるのには億単位の時間がかかるのです。

 

ドラヴィダ族はすでにダイヤモンドの圧倒的な硬さと正八面体に並行に割れる劈開性(へきかい)に気づいていたようです。

 

そしてダイヤモンドの売買には税金がかけられました。特に三角形の面が8つで出来ている正八面体の物に最も高い税金が課せられていました。

 

インドで産出されるダイヤモンドは丸みがある結晶で出来た物が多いので、それを劈開を利用して八面体の形にしていったと思われます。

 

川から拾っているだけではすぐに無くなってしまうのと、他の国で採掘されるようになったため現在のインドは主要産出国ではありません。

 

ですが、ダイヤモンドの流通・研磨・販売においては依然として大きな地位を占めています。

 

カリマンタン島でダイヤモンドを発見

 

ダイヤモンドが次に発見されたのはカリマンタン島(ボルネオ)です。

 

しかし、カリマンタン島で発見されたダイヤモンドは数が少なかったのと産地が就業都市から遠かったのでその地方でのみ使用されたため、ヨーロッパへ輸出されたのは全てインド産のダイヤモンドです。

 

ブラジルでダイヤモンドを発見

 

長いことインドが唯一のダイヤモンドの産地として知られていたのですが、1720年代にブラジルのミナスジェライス州の鉱山ででダイヤモンドが発見されました。

 

当時ブラジルを支配していたポルトガル人数年にわたってダイヤモンドを独占して、多くのダイヤモンドをヨーロッパへ輸出しました。インド人のダイヤモンド商人はブラジル産のダイヤモンドは質が悪いと言う流言飛語をまき散らし風評被害を発生させようとしました。

 

それに対してポルトガル商人達がブラジル産のダイヤモンドをインドのゴアを通じてヨーロッパに輸出するという原産地偽装で対抗しました。

 

南アフリカでダイヤモンドを発見

 

ブラジルでのダイヤモンドの発見から130年後の1867年さらに現在の南アフリカ共和国のオレンジ自由国と英国領ケープ植民地の間のオレンジ川でダイヤモンドが発見されました。

 

その結果、数万人がオレンジ川に集結するというダイヤモンドラッシュを発生させました。

 

このダイヤモンドラッシュの結果で重要なのは、初めてダイヤモンド鉱床である母岩の存在が地質学者によってが発見されダイヤモンド採掘方法が変化したのとダイヤモンド・シンジケートと俗に呼ばれるデ・ビアス社を中心としたダイヤモンド販売機構の確立です。

 

そのおかげでダイヤモンドの価格は安定するようになりました。

 

南アフリカのダイヤモンドの原岩は発見されたキンバレーの町の名前を取ってキンバーライト(kimberlite)と名付けられました。

 

デ・ビアス社を中心としたダイヤモンド販売機構は全世界のダイヤモンド産出量の85%をコントロールするに至りました。

 

ボツワナでダイヤモンドを発見

 

1967年には独立した直後のボツワナ共和国北部のオラパ鉱山で大規模な鉱床が発見されました。ボツワナは世界第2位のダイヤモンド産出国になりアフリカの奇跡と呼ばれる経済成長を達成しました。

 

カナダでダイヤモンドを発見

 

1991年、今まで北米大陸にはダイヤモンドは無いと思われていましたがカナダ北部でダイヤモンドの微粒子が発見されました。そして1998年、カナダのダイアヴィク鉱山が操業し始め、2003年にはエカティ鉱山が操業を開始しました。

 

カナダでのダイヤモンド採掘はデ・ビアス社がダイヤモンドのコントロールを放棄するきっかけになりました。


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