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日本のジュエリー市場

物品税の廃止と市場分析

 

日本では1940年以降、贅沢品に物品税が課税されていましたが1989年4月1日の消費税法施行にともなって廃止になりました。

 

物品税の廃止自体はジュエリー業界にとっては売り上げ増加につながるので大きな利益となったのですが、ジュエリー業界の確実な売り上げ統計が消滅してしまったと言うデメリットもありました。

 

89年の物品税の廃止以降のジュエリー市場規模の測定は素材輸入高からの推計に過ぎません。

 

以上のことを前提として日本のジュエリー市場の推計をしますと、1990年から1991年までの間に3兆円規模に拡大したのが最盛期で、バブル経済の崩壊とともに2006年まで縮小を続けて1兆2000億円になります。

 

2008年のリーマンショックの時点で1兆円を下回り2011年の東日本大震災の影響で9000億円を下回りました。

 

その後は順調に回復して2015年には1兆円を回復するとみられています。

 

日本のジュエリー市場の1兆円の内訳はどう言う構成になっているのでしょうか。

 

女性市場

 

ジュエリー市場は圧倒的に女性顧客が多いです。

 

金額面で見ても98%は女性のための商品でメンズ・ジュエリーは全体の1%〜2%しかなく無視しても支障はありません。

 

現在の日本の女性は平均寿命が長くなり2013年に86歳を超えました。」また高学歴化、有職率の高まり、生涯学習などの教養への関心などから、在宅率の低下し男性よりじん性に積極的になっている女性が増えてきました。

 

現在の日本のジュエリー市場はこのような女性達が作っています。

 

若者市場

 

女性はジュエリーを中学生くらいから使い始める人もいますが、ほとんどの場合は高校または大学を卒業して、職について自分で自由に使えるお金を持つようになってからです。

 

結婚後も仕ことを続ける女性が増えてきたので独身市場とは呼べません。また結婚しない女性も増えてきたので現在では若者市場と呼ばれています。

 

若い女性は時に親のすねをかじりながら自分の好みや流行を感じながら自由にジュエリーを使っています。単価はあまり高くなくジュエリーの素材価値はあまり重視せずコスチュームジュエリーと大差ありません。

 

1970年代以降現在のような大規模チェーン形式の宝飾店が生まれたため、今まで宝飾店には行かなかったような若い人をジュエリーの顧客にしました。そして若い人ほどジュエリーは必需品となり、使い方もうまくなっています。

 

若い内にジュエリーを使い始めた人は年を取ってからもジュエリーを使い続けることが多いためこの市場は非常に重要になります。

 

結婚市場

 

若者市場の次に登場するのは結婚に関わるジュエリー市場です。

 

別名ブライダル市場で、婚約指輪、結婚指輪が中心になっています。

 

デ・ビアス社が1960年代に日本人の冠婚葬祭を重視したことをきっかけにダイヤモンドの指輪を結婚指輪に使用する習慣を作る戦略を成功させたのが現在のブライダル市場の基礎になっています。

 

1970年代頃から結婚指輪は給料3ヶ月分と言われるようになりましたがこれもデ・ビアス社のダイヤモンド販売戦略の1つです。

 

また結納金に変わり婚約指輪が定着してきました。

 

しかし、結婚市場は結婚しない女性の増加によって一過性に終わろうとしています。

 

例え結婚しても無駄な物にお金をかけたくない女性も増えてきたので、これからは減少傾向になってきます。

 

むしろ今までダイヤモンドが結婚市場を独占していたのが、星座石や誕生石などダイヤモンド以外の物に移っていく可能性もあります。

 

新規富裕市場

 

結婚市場の次に来るのが、新規富裕市場です。

 

女性は40代ころから社会的な地位や収入を得る人が出始めます。

 

中年以降の自分の力で富裕になった人が中心になるのが新規富裕市場です。

 

昔からある大富豪とは違います。

 

この年代の女性は自分より若い女性の影響を受けて行動します。

 

自分より年配の女性の影響を受けることはありません。

 

そこで若者市場が重要になってきます。

 

しかし、新規富裕層の女性達が購入するジュエリーは単価が高く若い人が身に付ける安物は違和感があるため使用しません。

 

ジュエリーは素材を重視して購入します。また購入する店舗の格も重要になってきます。

 

この市場が現在日本の最大のジュエリー市場になります。

 

若者市場の出現で多少シェアは減った物のこれからも安定して続いていくと思われます。

 

大富豪市場

 

昔からいる本物の大富豪を対象とした市場です。

 

本来は欧米のジュエリー市場のことであり、日本では存在しないと思われていました。

 

ところが格差社会の進展からか日本でも大富豪になる人が増えてきています。まだ日本全体から見れば少数ですが無視できない市場になってきています。

 

この層は単価がより高い、佳資産性の高い商品を購入することが多く場合によっては海外の店舗や商品へ向かうことも多いのですが、国内市場分析でも無視できなくなっています。

 

 

ジュエリー産業概論
ジュエリー産業について説明します。

 

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