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貴金属の加工に使用する工具@

貴金属加工の工具

 

貴金属を加工するための主な作業は切る(糸鋸)、削る(やすり)、ろう付け(ガス・バーナー)、宝石を留める作業(やっとこ、たがね)があります。

 

@切る工具(糸鋸)

 

ジュエリー用の貴金属を切断するためには糸鋸(いとのこ)が使用されます。

 

のこフレームに付ける糸鋸のはの方向を変えると押し切りでも引き切りでも使うことが出来ます。

 

糸鋸には様々なサイズの歯がりますが、ジュエリー製作に良く使用されるのが#1〜#6です。

 

数番が小さい方が目が細かいです。

 

A削る工具(やすり)

 

貴金属を削るときにはやすりを使用します。

 

やすりは貴金属の加工では使用頻度が高い基本工具です。

 

やすりには2種類あります。インチやすりと組やすりで大きさと長さから分けられます。

 

インチとは長さの単位で1インチは2.54cmです。大型のやすりでやすりの目の切ってある部分のサイズを6インチ、8インチ、10インチなどとインチで表示します。

 

組やすりとは5本組み、8本組、10本組、12本組みなどがあり、一番大きくて長いのが5本組みで、それ以降順に小さく短くなります。

 

作業目的によってやすりの形を使い分けます。削る部分の形に合わせます。

 

やすりの断面の形から平、甲丸、丸などと呼ばれています。

 

目の荒さによっても分類がされます。粗い方から、粗目、中目、小目(細目)、油目などに分かれます。

 

組やすりで良く使用されるのは、中目と油目です。

 

B曲げる工具(やっとこ)

 

貴金属を曲げるために使用する工具の代表的な物はやっとこです。

 

やっとこは使用する目的によって幾つか種類があります、口細やっとこ、石留めやっとこ、時計やっとこなどです。

 

利き手にやっとこを持ち、反対側の手で貴金属をしっかり持って曲げます。

 

C丸める工具(芯金)

 

貴金属をリング状に丸める場合や厚い地金をまげる場合に使用するのが芯金(しんがね)です。鉄製の丸い芯金に貴金属を当てて木槌で叩きながら丸めます。

 

Dろう付けする工具(バーナー)

 

貴金属同士を接合したい場合に、接合する場所にろうを置いてバーナーの炎で熱して接合する技術をろう付けと言います。

 

ろうとは、接合に使用する合金のことでロウソクのことではありません。主となる素材よりも融点の低い合金を使用します。

 

銀には銀ろう、金には金ろう、プラチナにはプラチナろうという感じに素材に合わせて使い分けます。

 

ろうには融点が低い物から高い物まで幾つか種類があります。

 

ろう付けに使用する工具は金と銀の場合はガス・バーナーで、プラチナは高温が必要なため酸素バーナーを使用します。

 

バーナーの中心部にはコック(弁)があり、空気(さんそ)とガスの量を調整し、炎の強さと大きさを加減することが出来ます。

 

使用する空気はガスバーナーの場合は、エア・コンプレッサーと、酸素バーナーの場合は酸素ボンベと接続することによって調達します。

 

酸素バーナーを使用する際には、厚生労働省指定の「ガス溶接技能講習」の受講(修了証)が必要になります。

 

作業時には修了証の携帯が義務づけられています。

 

E酸で洗う(酸洗い液)

 

ろう付けを行うと加熱した貴金属に酸化膜が出来ますので、それを取り除くために酸洗い液の中に入れます。

 

酸洗い液とは5%〜20%の希硫酸液で、水の中に濃硫酸を入れることで作ります。逆に濃硫酸の中に水を入れると発熱するので危険です。

 

F仕上げを行う工具(きさげ、やすり、へら)

 

きさげとは、刃の部分で貴金属の表面についたキズややすり目を落とす工具です。へらとは磨き棒のことで貴金属加工の最終仕上げに使う鋼鉄製の棒で、表面が良く磨いてあります。

 

紙やすり、きさげをかけた後、へらを貴金属にこすりつけて表面を磨きます。へら作業によって貴金属の表面が堅くなる効果もあります。

 

 


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