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模造宝石とは

本来王侯貴族によって独占されていた、本物の宝石によるジュエリーは産業革命以降に出現した資本家階級にも広まろうとしていました。

 

しかし、昔は本物の宝石の産出量は非常に数が少なく多くの人の需要を満たすことは出来ませんでした。
そこで代替品材料をつかって宝石っぽい物を作ってしまおうと言うことになりました。

 

戦争中に砂糖の代用品にサッカリンが使われていたような物ですね。

 

主に使われる材料は金属、陶磁器、ガラス、骨、アクリル、プラスチック、木などの植物、貝などです。

 

模造宝石というと偽物、詐欺というイメージがあるかもしれませんが、あくまで物資不足による代替材料の使用であって最初から詐欺目的で作られた訳ではありません。

 

中にはアンティークとして本物の宝石以上に高値で取引されている物もあります。

 

本物より耐久性で劣る物が多いので現在では消失してしまった物も多く数が少なくなってしまったからです。

 

しかし、中には安物を使って専門家の鑑定を欺こうとする物あります。

 

模造宝石の例

 

カットスチール

 

鋼鉄製のリベットにファセット・カットを行い、見た目をダイヤモンドの様にして、ジュエリーに装着した物。資本家階級から王侯貴族まで広普及したが、さびやすいため現存例は少ないです。

 

マルジカット

 

黄鉄鉱を六面のカットにした擬似ダイヤモンドです。古代ギリシャで開発され20世紀初頭まで進化を続けましたが、今ではすっかり廃れました。

 

ガラス

 

ガラスは紀元前4000年くらいのエジプトやメソポタミアで模造宝石として作られたのが最初です。

 

ガラスで作られた模造宝石として有名な物にラインストーンがあります。

 

もともはライン川で拾った水晶をダイヤモンドの代用品として使っていた物でしたが、現在ではクリスタル・ガラスまたは水晶をカットまたは液化したガラスを宝石の型に流し込んで固めて磨いた模造宝石のことを指します。

 

開発した宝石商の名前を取ってストラスとも呼ばれています。

 

ラインストーンは現在でも生産が続けられています。

 

貼り合わせ石

 

複数の素材を使って1つの宝石のように見せかける方法を貼り合わせと言います。

 

色や屈折率または大きさを変えるのが目的ですが、その石全体が天然宝石であるかのように見せかける詐欺目的の物あります。

 

2つの素材を組み合わせた物をダブレット(タブレットでは無い)、3つの素材を会わせた物をトリプレットと言います。


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