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貴金属で使用される用語

貴金属で使用される用語

 

貴金属やその取引には独自の用語、単位、品位の種類が使用されています。

 

合金と割り金

 

合金とはある金属に、別の元素を1種類以上加えて、溶かすなどして混ぜ合わせた物です。

 

貴金属は純度が高いほど価値があるのですが、そのままでは軟らかすぎて宝飾品の加工には向きません。

 

硬さがたりないと宝飾品にキズがついたり宝石が落ちてしまったりしてしまいます。

 

そこで硬さを補うために別の金属と混ぜ合わせるのです。

 

その時混ぜ合わせる別の金属元素のことを割り金(わりがね)と言います。

 

2種類の金属から出来た合金を二元合金、3種類の合金を三元合金、さらに多くの種類の合金を多元合金と言います。

 

合金のメリットは硬さを補う他に単一の金属では得られない優れた性質を作れると言うことがあります。

 

ジュエリーに必要な硬さやバネ性を与えたり、加工しやすいように切削性をよくしたり、融点を下げて蝋剤(ろうざい)として使用できるようにしたり、いろいろな色調を出したり出来ます。

 

また貴金属の含有率を下げて、密度(重さ)も下げることで価格を大きく安くすることが出来ます。

 

カラット

 

金(ゴールド)におけるカラットとは合金の基本となる貴金属と割り金の割合を示す単位のことです。

 

貴金属の他に宝石でも同じ単位が使用されているようにも思われますが、両者は全く違う物です。

 

宝石のカラットは(carat, 略ct)は重さの単位で1カラットは0.2gですが、

 

金で使われるカラットは(karat(米)、carat(英 ) 略K, Kt)は品位の単位で金の含有率を24分立で表現する物です。

 

1000分率(パーミル)

 

パーミル(permil)とは1000分の一を基準とする単位で日本語では1000分率と言います。記号として‰が使用されます。

 

1‰は0.1%です。

 

日本工業規格JIS H6309で貴金属の品位を示す単位として1000分率が使用されています。

 

貴金属以外では鉄道路線・トンネル・用水路の勾配を示すのに使用されている単位です。

 

ある物の量が全体の1000分の幾つかを表します。

 

貴金属では百分率(パーセント : %)ではなく1000分率を原則として使用します。

 

トロイ・オンス

 

トロイ・オンス(troy ounce : oz)とは貴金属の重さの基本的な単位で1トロイ・オンスは約31.1035gです。別名は金衡オンスと言います。

 

日本では金貨(ゴールド・コイン)の重量を計量する場合のみ使用できる特殊な単位です。

 

そのため日本のジュエリーでは馴染みの無い単位ですが、海外の貴金属地金相場では良く使用されています。

 

トロイ・オンスはトロイ衡(金衡)という単位系の単位の1つですが、現在トロイ衡はトロイ・オンスしか使用されていません。

 

トロイ衡の名前の由来は中世ヨーロッパで重要な商業都市であったフランス・シャンパーニュ地方のトロワから来ています。

 

貴金属以外で使用されている常用オンス(oz avdp)は約28.3495gなので、トロイ・オンスとは異なります。

 

ホワイト・ゴールドとプラチナ

 

ホワイト・ゴールドは日本語に直すと白金ですが、白金はプラチナのことです。

 

同じ白金という単語を使うと消費者にとっては非常に紛らわしいです。

 

ホワイト・ゴールドとはプラチナのことでは無く、割り金にニッケルやパラジウムなどを使用した白い金合金のことです。

 

プラチナを白金と呼ぶようになったのは発見当時のヨーロッパでそのように呼ばれたことが原因です。

 

ホワイト・ゴールドは紛らわしいので日本語では白色金と呼ばれています。

 

もともとホワイトゴールドは第一次世界大戦、ロシア革命の結果プラチナの供給が大幅に減少したのでその代替品として開発された物です。

 

日本でも昭和50年代までは代替品という認識でした。


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