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プラチナとプラチナ合金

プラチナとは

 

プラチナの特徴は融点が1769℃と金属の中でも極めて高く比重も21.45と非常に大きいです。

 

またプラチナは化学的な安定性が高く、貴金属中屈指の物です。高温でも変色することは無く、王水以外の酸にもアルカリにも溶けません。

 

プラチナの色調は白金と呼ばれるとおり白系ですが、銀の白さとは違い黒っぽい渋みのあるプラチナ独自の白さです。

 

金、銀と同様に延性が高いですがジュエリー世の特性としては粘り強いので石留めがしっかりするのでいろいろな宝石をセットするのにふさわしいです。

 

17世紀に発見された時「重くて火にも溶けない白い金」と呼ばれていました。

 

現在でもプラチナ鉱石から製錬するには、長い精製工程と高度な技術が必要になります。

 

人類の歴史にプラチナが初めて現れたのは紀元前1500年代のエジプトです。

 

現存する最もふるいプラチナはパリのルーブル美術館に所蔵されている紀元前700年頃に作られたテーベの小箱と言う化粧入れの銀象嵌(ぎんぞうがん)の中に埋め込まれています。

 

ただしそれがプラチナとして認識されていたのかは今となっては分かりません。

 

プラチナという新しい貴金属が認識されたのは、17世紀このとであり、加工法が確立されたのは18世紀になってからです。

 

現在世界最大のプラチナ産出国は南アフリカ共和国です。今までに採掘されたプラチナの総量は約6,000tでアメリカ海軍のアトランタ級巡洋艦と同じ重さになります。

 

推定埋蔵量は南アフリカ共和国のメレンスキー・リーフの鉱床を中心に約20,000tです。

 

プラチナ鉱石にはプラチナ族6元素が含まれていてプラチナ鉱石1tの中に含まれるプラチナの量は約3gです。

 

プラチナをジュエリーとして初めて使用したのが11898年に父親の宝石店に入ったルイ・カルティエです。

 

ガーランド・スタイルと言う様式がプラチナがダイヤモンドを引き立てると言うことを証明しました。

 

他の宝石商がプラチナを使い始めたのはそれから30年以上後のことになります。

 

現在のプラチナ・ジュエリーの普及は日本人のプラチナ好きであり、日本がプラチナ消費をリードしてきました。

 

工業利用ですと、ヨーロッパでは18世紀末から科学的な研究が進んで石油精製や自動車の排ガス浄化触媒、ハイテク分野などに利用されています。

 

プラチナ合金のメリット

 

プラチナを合金にするメリットはジュエリーとして加工しやすいこと、加工するときに変色せず、プラチナ独自の色調を維持することができることがあります。

 

純プラチナのビッカース硬さは44〜90Hv程度ですが、合金にすることによって、硬さを増すことが出来ます。

 

プラチナ合金の品位は含有率850‰以上ある物が一般的で850または850Ptと言います。なかにはプラチナ含有率900‰を超える物あり900または900Ptと言います。

 

プラチナ合金の割り金として最もよく利用されるのがパラジウムPdです。

 

プラチナとパラジウムPdは冶金的な相性が非常に良いため全組成で溶けあるためです。

 

プラチナ合金Pt-Pdの二元合金をベースにしてそれを改善する目的で、プラチナ族のルテニウムRuやイリジウムIrや銅などが少量、さらにその他の微量元素が追加されることがあります。

 

プラチナの純度を維持するために微量元素のみを添付することで加工後の硬化状態を保つ新しいPt999のような高品位のプラン値なも開発されています。

 

プラチナ合金の品位

 

最も多いプラチナ合金は900‰のプラチナ900です。これはプラチナ900‰にパラジウム100‰を割り金とした合金です。

 

融点は金より高いですが、高温になっても酸化することは無く、赤熱した状態でも鎚打ちによって自由に形を変化させることができ、鍛造も容易に出来ます。

 

硬さは加工によっては130Hvまであげることが出来ます。

 

リング・ブローチなどのプラチナ・ジュエリーはほとんどがプラチナ900で出来ています。

 

プラチナ900の三元合金はパラジウムの代わりにルテニウムあるいは銅に置き換えた物で硬さや切削性を改善する効果があります。

 

少し純度の低いプラチナ850はパラジウム150‰を割り金にした物です。硬さは三元合金プラチナ900と同様の200Hvまで上がります。

 

割り金に銅を使用した物は切削性と加工性が高いのでネックチェーンに良く使用されます。


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