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真珠の手入れ

手入れの基本は拭く

 

真珠は成分、構造から「手入れが不可欠な唯一の宝石」です。

 

真珠の主成分である、炭酸カルシウムは酸性の水で溶けてしまうと言う性質のためです。

 

炭酸カルシウムの小さな結晶が大量に積み重なって真珠層を作っているという構造も手入れに関係します。

 

一番上の層の結晶(真珠表面の結晶)が酸で溶けて変形すると、光の散乱という現象が発生して輝きが劣化します。

 

これは人間の目には真珠が曇ったように見えます。

 

真珠の表面にわずか数ミクロンの凹凸が発生しただけでも、光沢が鈍化してしまいます。これをボケ珠と言います。

 

ではなぜ炭酸カルシウムの結晶は溶けてしまうのでしょうか。

 

真珠の表面に汗や手のアブラがついた状態になったとします。汗やアブラには油分の粘着性によって蒸発しにくいです。真珠を密閉された容器に入れた場合はなおさら蒸発しにくくなります。

 

汗はアブラは酸性のため炭酸カルシウムの結晶は溶け出してしまいます。そのため真珠の表面に数ミクロンレベルの凹凸が出来てしまい、光沢が鈍化してしまいます。

 

この現象を防ぐためには汗やアブラが付着したらすぐに拭き取ることです。

 

使用後に良く拭くことが真珠の光沢鈍化を防ぐ最も効率の良い手段です。

 

真珠を拭くために必要な物は柔らかい布が最適です。特に水を吸う(吸水性)と油分を吸う(吸油性)を持つものを同時に持っている物がふさわしいです。

 

真珠を拭く専用の布「テリクロス」がおすすめです。

 

万が一真珠が曇ってしまった場合の修復法ですが、真珠がくもる原因は表面の結晶が酸で溶けて数ミクロンレベルの凹凸が出来て光沢が鈍化した状態です。

 

真珠層は何百、何千層と積み重なっているので一番上の層を剥がしてしまえば光沢は回復します。層と層の間にはたんぱく質がありますのでそこで剥がすことが出来ます。

 

研磨剤入りの布なので層を剥がすことは出来ますが、専門家に任せた方が良いと思います。

 

真珠の長期保管の注意

 

真珠は貝から生まれた自然の宝石ですので、繊細な弱さがあります。

 

しかし、保管方法に注意していれば美しさを長期間にわたって維持し続けることも可能です。

 

真珠の輝きや色を維持した状態で長期間保管する場合には特にCつのことに注意しなければなりません。

 

@着用後は必ず拭く

 

汗や化粧品などで光沢が鈍化するのを防ぐことが出来ます。

 

着用している間に化粧などのメイクアップは控えましょう。

 

A紫外線にあたらないようにする

 

真珠は紫外線に長期間当たり続けると、たんぱく質がやけて黄ばみが出てしまいます。

 

B他の宝石や貴金属と直接ふれあわないようにする。

 

真珠は硬度が低いので他の宝石や貴金属とふれあうとキズがついてしまいます。

 

極端な感想や湿潤状態には置かない

 

真珠層に長い年月がたつとひびが入る可能性があります。

 

ひどい汚れがついた場合

 

果汁や酢などの酸性が強い液体や真夏の汗などが付着してしまったら、きれいな真水(ぬるま湯)ですすいで、柔らかい布で拭き取って水分を十分に取った後、自然乾燥させます。

 

また薄めた中性洗剤を使う方法もあります。

 

真珠は洗った後、乾燥させずに濡れたままにしておくと、水分が空気中の炭酸ガスを吸って弱酸性になり、真珠の表面を侵して艶がな無くなってしまいます。そのため必ず良く拭いて乾燥させて下さい。

 

漬け置き洗いも避けた方が良いです。水道水を使用して洗った場合カルキ成分が真珠煮貝を与えたり、真珠を留めている接着剤が緩んでしまったりすることがあります。

 

真珠ネックレスの糸替え

 

真珠のネックレスは着用し続けると糸が緩んでしまうことがあるので、3年から4年に一度、糸替えの必要があります。

 

糸が伸びて真珠同士に隙間が目立って見え始めてきたら、糸替えの時期です。

 

 

真珠の歴史

 

真珠はなぜできるのか

 

真珠の構造

 

アコヤ貝養殖の工程

 

アコヤ貝以外の養殖真珠

 

真珠の鑑別とグレーディング

 

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